5月3日(火・祝)に開催するチャリティーイベントについて。
つい先ほどアップした記事にも詳細を書いたのですが。
それに付け加えて、まだお伝えしていなかった私の気持ちをここに記させてください。

私はアメリカ人と日本人のハーフですが、生まれた地は福島です。生まれて数カ月で東京に引っ越し東京で育ちましたが、それはそれはお婆ちゃん子で、休みになる度に休みのすべてを福島で過ごしました。社会人になってからも、結婚してからも年に数回お婆ちゃんを訪ねていました。

福島は私にとっての故郷です。
福島には東京にはない美しい自然があり、温かい東北のソウルがあり、地元の人たちの助け合いの精神があり・・・。今は亡き祖父と祖母は福島の地に誇りを持って生きていました。

そして、私自身「ハーフ」という特殊な人種であるが故自らのアイデンティティーに悩む時期が多かった中、なぜか福島ではそういった悩みがなく生きられる場所でした。東京では「ハーフ」という外見が故注目されてしまうのですが、福島に行くと不思議と「注目」されるということが全くなかったのです。東京では「ハーフのJuneちゃん」として見られてしまうのですが、福島ではただの「Juneちゃん」になれる解放される土地でした。理由はわかりません。なぜなのでしょうね、福島の人たちのあの独特な人への思いやりと優しさからなのでしょうか。

その福島が、震災と放射線で苦しんでいます。私のできることはないのかなと親戚に電話をし訊ねました。
水や野菜を送ること、こっちに非難してこないか、等々。
でも、何度電話をしても「大丈夫だよ、こっちはこっちでなんとかやってるから。気にすんな、Juneは優しいね。」としか言ってくれません。そして叔父なんかは「飲まなきゃやってらんねべ~」と言って近所の人たちと寄り集まって手に入れられるお酒をなんとか集めて夜は楽しく飲んでいるというのです。
「楽しくやってるから大丈夫だよ~」って叔父はいつも言ってくれます。大変な中、下を向かず楽しく前向きに頑張っている。

どうしてもお世話になった福島の地に、方々に恩返しがしたいと、私ができることを必死に必死に探したけれど、一番辛いはずの福島の親戚から逆に元気を分けてもらうばかりになってしまっています。。募金をしてみたり、ボランティアをしている団体に賛同してみたりしましたが。。。まだまだ納得できず。。。最終的に思ったことは「まずは私自身が楽しく幸せに生きてみる」ということ。

だから、このチャリティイベントでは、参加者のわたし達もたくさんたくさん楽しみましょう!
きっと私も含め、被災地の方々に何かしたい、でも具体的には何もできない、、、と思っている方々がいらっしゃると思います。小さいお子さんがいる方は被災地入りすることも難しいと思います。

今はまだ、私たちの出番ではないかもしれない。でも、この先きっと数か月後、数年後に私たちにできる具体的なことが出てくると思います。その時まで、力を蓄えておきましょう!!
その為にもまずは元気になること!楽しく生きること!!」そこから始めたいと思います!!